手伝い作業

会社に出社するプー太。
席に着いて、パソコンの共有フォルダのファイルを調べます。

10時頃、チームミーティングで移動。

〇●〇「チームミーティングということで、作業報告をお願いします。」
〇●〇さんは、女性社員の方を見ました。
女性社員「調査をしています。」
〇●〇　「それだけですか？」
女性社員「・・はい、それだけです。」
〇●〇　「・・・そうですか、
　　　　　まぁ、いいか」

〇●〇「犬神さん、作業の方はどうですか？」
プー太「ファイルは見ているのですが、どれも同じような枠ばかりのファイルで、
　　　　移行するデータという感じのファイルではないんですが、、、
　　　　ファイルはまだまだあるので、調査を続けます。」

〇●〇「そう・・・
　　　　この間、お客さんに会ってきたんだけど、その時はいろんなデータを渡されて
　　　　紙とかも　いっぱい渡されて、さすがに紙はマズイだろう（！）と、
　　　　移行データは基本、電子データに限るって方向で、お客さんとの打合せは、進
　　　　めていこうと思ってます。」
プー太「紙って、印刷された紙に手書きで何か書いてある紙ですか？」
〇●〇「そうなんだよ！　あんなの移行するってことになると、まずデータにおこさな
　　　　いといけないから大変だ！
　　　　字も汚いし！」
プー太「それは、解読するのに時間がかかりそうですね」
〇●〇「そうなんだよ！　だからそんなのはダメだ！　とんでもない！」

〇●〇　「また今度、打合せがあるから、それまでは今のままで調査を進めていて下さ
　　　　　い。」
プー太　「分かりました。」
女性社員「分かりました。」
〇●〇　「じゃあ、よろしく！」

◇　調査を続けている日々

別チームの人が来て、基本設計チームのスケジュールが遅れているから、みんなで手伝
うことになったから手伝って。という話をされた。

基本設計書のフォーマットが変わって、基本設計チームは追加する内容を設計中。
手伝う人達は、旧フォーマットから新フォーマットへの書き換えで、こんな風に書き換えるサンプルと、担当の設計書ファイル名一覧を渡された。

皆、自席に戻り、修正作業を行っている。

〇●〇さんが来ました。
プー太「今、～～▲□で、基本設計書の修正をしているのですが、問題ないでしょうか？」
〇●〇「ああ、そのことは聞いてます。問題ないので続けて下さい。」
プー太「はい、分かりました。」

修正内容は簡単なもので、定時頃になると皆、終り始めて、
社員Ａ「これ、終わったんですけど、次とか　あるんですか？」
依頼者「あー、終わったら帰っていいです。次にお願いするときは、また別にお願いしますから」
社員Ａ「では、失礼します。」
依頼者「できたファイルは？」
社員Ａ「渡された一覧のファイルの通りです。」
依頼者「分かりました。　お手伝い、ありがとうございましたー！」

皆、ファイル一覧の紙を持って、依頼者のところに行き、「終わりました。」と言って、帰って行きました。

◇　とりあえず、調査を続けている日々

〇●〇「チームミーティングするので、集まって」

移動するプー太。

〇●〇「お客さんとの打合せに行ってきたんですが、
　　　　前に、紙のデータは移行データに含めないって話をしていたんですが、
　　　　実は、紙のデータこそ、移行してほしいデータだって話になってー、」
プー太「紙のデータを移行するんですか！？」
〇●〇「そう、紙には営業成績だとか表彰だとか、いろいろあって、
　　　　そのデータこそ、移行してほしいデータだって話になったんだよー！」
プー太「じゃあ、（これから）紙のデータをおこす作業になるんですか？」
〇●〇「まー、それは大変だからね、
　　　　それに、そんなデータを移行する先も、、、今は無いし、」
プー太「その他とか備考に入れることになるんでしょうか？」
〇●〇「いや、、、設計から、、、
　　　　どうするかは、これから（話を）詰めていくから、
　　　　それまでは、今の作業を続けていて。
　　　　手伝い作業とかも、やっていいから」
プー太「はい、分かりました。」
女性社員「分かりました。」
〇●〇「それじゃあ、また」

それから、毎日のように手伝い作業が発生しました。

ファイルを見ているだけの毎日から、ファイル修正の手伝い作業に変わり、
多少の達成感が得られるようになったプー太。

プー太（基本設計が遅れる。よくあることですなー。
　　　　プログラム製造に皺寄せが来るんですよね。
　　　　なんとかならないものですかねー。）

つづく