初日から仕事

◇　３月

新しい職場近くの駅で待ち合わせ。
携帯に電話がかかってきて合流。
ついていくプー太。

職場に着くと、広い部屋に机の島が並んでいるが、人はポツポツとしかいない。

リーダー「見ての通り、広いんですけど、まだ人はあまり居ません。
　　　　　好きなところ、、今はここにでも座っていて下さい。」
プー太　「分かりました。」

少しして、
リーダー「こっちに来てください。」

仕切りで囲まれた　4席とホワイトボードがあるミーティングエリアに行き、
リーダーともう一人のおじさん、プー太の3人が座った。

リーダー「まず自己紹介になりますが、
　　　　　私は　このプロジェクトのリーダーをしています　●□■です。」
もう一人のおじさんに目を向けて、
リーダー「こちらは、テスト担当チームの、」
□■□　「テスト全般の推進を主に担当しています、□■□です。」
プー太　「犬神風太と申します。よろしくお願いいたします！」
リーダー「よろしくお願いいたします。」
□■□　「よろしくお願いいたします。」

プロジェクトの説明が始まった。
要約すると、
・元々　２社で請け負っていたプロジェクトが進められなくなり、それを当社が引き継いだ。
・現存するプログラム等の資産が、どこまで出来ているのか、確認しなくてはならない。
・作業は結合テストからで、随時、プログラム修正等の作業が発生する。
だった。

リーダー「それでまずテストをするにあたって、手順を覚えてもらわないといけないので、」
プー太　「手順と言いますと、デバッグツールとかでしょうか？」
□■□　「業務で使う画面の入力手順です。」
プー太　「はい、分かりました。」
□■□　「まず、基本の入力操作を覚えてもらって、
　　　　　それから順に、いろいろ入力していってもらいます。」
プー太　「はい。」

リーダー「何か他に質問はありますか。」
プー太　「えーと、まだ勤務時間とか詳しく聞いてないんですが、」

勤務時間は、9:00～18:00　休憩は、12:00～13:00、18:00～18:30
時刻は5分単位で記入
・・・

□■□　「では、準備ができたら声をかけますので、
　　　　　それまで　ここで待っていて下さい。」
プー太　「はい、分かりました。」

リーダー「では、これで解散します。」

少しして、

印刷した手順を持って、
□■□「これが画面の手順です。」
渡されて、
プー太「はい。」
何枚か捲って見るプー太。

□■□「こっちに来て下さい。」

パソコンの前に行き、
□■□「これはテスト用の端末になります。
　　　　まずは、この手順に従って「登録」を行って下さい。」
プー太「はい。」
□■□「出来たら呼んで下さい。
　　　　分からないことがあっても、呼んでもらっても構わないです。」
プー太「はい、分かりました。」
□■□「では、よろしくお願いします。」
プー太「よろしくお願いいたします。」

プー太（初日から仕事か、珍しいな。
　　　　自分のパソコンとか無いのかな？）

つづく