営業Ｇ

８月下旬に、営業Ｇから連絡があり、会って話をすることになったプー太。

今月は、8/8からの参画で出勤日数が少なく、契約時間の下限150H/月に届かないが、
それでも、せめて140Hは超えておきたいということで、９月の初めに会うことにした。

9/1（金）は、営業も　契約金の請求等で忙しいだろうから避けて、
9/4（月）は、占いの日運が良くなかったので、9/5（火）に会うことにした。

営業Ｇから、「常駐先の建物から出たところ辺りで待っています。」とのこと。

◇　9/5

定時で仕事を終えて、退社するプー太。
建物から出て、数メートル先の路上に営業Ｇがいました。

プー太「お疲れ様です。」
営業Ｇ「お疲れ様です。」
プー太「どこで話をするのですか？」
営業Ｇ「まー、歩きましょう。」
プー太「えっ！　歩きながらですか！？」
営業Ｇ「こっちが駅の方ですよねー。」
プー太「はい」
営業Ｇ「道沿いに店がありましたよね」

少し歩いて、

営業Ｇ「ここにしましょうか」
プー太「あー、ここですか」

喫茶店に入った。

店員「お好きな席へどうぞ～～」

営業Ｇ「ここで　いいですか（？）」
プー太「はい」

席に座って、周りを見渡す営業Ｇ。

いつ、何を言われるのかと、営業Ｇの顔をジッと見ているプー太。

営業Ｇ「今日はお忙しいところ　お時間をいただき、ありがとうございます。」
プー太「いえいえ、何かあって　この場を作られたのでしょう（？）」
営業Ｇ「そんなこともないんですが、、、」
プー太「クレームがあったのでしょうか？」
営業Ｇ「クレームではないんですが、、、」
プー太「ではない（？）」
営業Ｇ「何か、基本的なことが原因で、作業が進んでいないとか、、、」
プー太「それはもう解決しました。
　　　　今は別の作業をしています。」
営業Ｇ「そうですかー！　それは良かったです。」

プー太「クレームでもなく、特に問題もないのであれば、今日はもう終りですか？」
営業Ｇ「・・・そういうわけではないんですが、、、」
プー太「以前、営業会議に出たくなくて、会って話をすることになった営業さんが
　　　　いましたが、そんな感じですか？」
営業Ｇ「まー、少しはありますが、、、
　　　　私が営業として仕事を始めて、職場に入れたのは、犬神さんが初めてなん
　　　　ですよ！」
プー太（！！　初めてって、それまで一人も参画できなかったってことか！？）

営業Ｇ「私も最初は技術者として面談を受けてたんですが、受からないんですよ！」
プー太「まー、最初の３ヶ月で（面談で）受からなくて辞めていく社員がいるのは
　　　　知っていますが」
営業Ｇ「私、何才に見えますか？」
プー太「何才ーって、
　　　　そうですねー、若そうに見えるけど、どこかしっかりした感じがあって、
　　　　もしかしたら27才ぐらい、だったりするんですか？」
営業Ｇ「19才！」
プー太「えっ！　何がですか！？」
営業Ｇ「だから 19才なんですよ！」
プー太「ん、大学とか専門学校もなくて、（？）」
営業Ｇ「高校卒業してから　すぐ（会社に）入ったんですよ！」
プー太「へー。」
営業Ｇ「面談では　いつも　そこが引っ掛かって、
　　　　20才じゃないとお酒が飲めないじゃないですかー、会社の飲み会とかで、」
プー太「なるほど」
営業Ｇ「それで、いいところまでは行くんですけど、結局　見送りになっちゃうんです。」
プー太「そんなもんなんですかねー。」
営業Ｇ「そんなものなんです。」
プー太「それで、うちの会社に、営業やってみないかって言われて、やってるんですか？」
営業Ｇ「そういうことになります。」

◇

プー太「ところで、ここ、Ｗ（駅）じゃないですか。なんでＷなんですか？」
営業Ｇ「実は隣駅に僕の家があるんですよ。」
プー太「あー、そうか、、、今日はこの後　直帰？」
営業Ｇ「それも理由の一つになります。」
プー太「そうかー、自分の家が近くにある場所だから、紹介したってことかー。
　　　　じゃあ、あの会社にどんどん紹介して、直帰を増やすとか？」
営業Ｇ「・・・実は僕、今月末で退社するんです。」
プー太「えっ！　何で？」
営業Ｇ「今は流れで営業の仕事をしていますが、自分が本当にしたいことが何なのか
　　　　じっくり考えてみたいと、で、やりたいことが決まったら、それをゆっくり
　　　　やっていこうと思ってるんです。」
プー太「そうですかー。まー、若いからいいんでしょうけど、
　　　　何かやりたいこととか、（今までに）あったんですか？」
営業Ｇ「実は　コーヒーショップにも興味があって、それでここに入ったんです。」
プー太「コーヒーショップって、値段もある程度するし、家で作るコーヒーも、結構
　　　　美味しくできるんですよ！　こだわれば。
　　　　コーヒーって儲かるんですかねー（？）」
営業Ｇ「コーヒーだけじゃなくて、店の雰囲気とか、飾っているものとか、
　　　　それもこれも含めてのコーヒーショップなんですよ！」
プー太「へー、そうなんですかー。」

その後、パティシエやお菓子作りの話が続く。

◇

プー太「ところで、今回、私を参画させたわけですから、一時金が出たとか、私が参画
　　　　している間は　いくらか（手当が）プラスになるとか？　無いんですかー？」
営業Ｇ「それは無いですよ！
　　　　技術者の皆さんが見込み残業手当として、ある一定額までは残業しても貰えな
　　　　いじゃないですか。それと同じで、」
プー太「えー、営業も一定額までのノルマを達成しないと、成果給が付かないって感じ
　　　　なんですかー！？」
営業Ｇ「成果給になるかは分からないですが、そういうことです。」
プー太「ガッカリですねー。　営業も同じなのか！　ボーナスも無いのに・・・」

他にも何かいろいろ話していると、

プー太「あれ、もう・・・2時間ぐらいになりますか」
営業Ｇ「そうですねー」
プー太「今日は火曜日、明日もあることですし、今日はこの辺で、」
営業Ｇ「貴重なお話、ありがとうございました。大変、勉強になりました。」
プー太「んー、何が勉強になったかは分からんけど、
　　　　本日は、ありがとうございました。」
営業Ｇ「では、私は、もう少し居ますので、どうぞ。」
プー太「では、失礼します。」

つづく