『日本の仕事はややこしい』 [作り話・JUNK]
毎日のように、基本設計書修正の手伝いをしているプー太とその他の人達。
多少の残業もするようになりました。
手伝いの依頼者(△□▼)は、設計書修正のスケジュール管理をしているようで、それ以外のことはしていないようでした。
◇ 定時
ある女性社員が△□▼のところに、本日担当分の紙を持ってきて、
ある女「今日は用があるので帰ります(!)前から予定していた用なので、
失礼します」
△□▼「ちゃんと終わってるんですか? 終らないと帰っちゃダメですよ!」
ある女「終わってないですけど、前から言ってる予定なので、、失礼します(!)」
△□▼「あっ! ちょっと! 終らせてから帰って下さい!」
女性はそのまま出ていきました。
△□▼「困るなー、こんなことされたら、」
ある男性社員が△□▼のところにきて、
ある男「私がやりましょうか? 遅れが出たら困りますよねー。」
△□▼「あっ、いや、これはこっちで何とかします。」
ある男「前から、今日 帰ることは聞いていて、何か用があるみたいなんです。」
△□▼「そうですか、これはこっちでしますので、自分の担当分をお願いします!」
そんなことがあった。
◇ 別の日のランチ
肉料理のランチが牛ステーキだったので、その列に並ぶプー太。
プー太(肉の焼き具合はどんな風だろう? ミディアムだと嬉しいが、大抵はこんがり
焼かれているのだろうな、腐っても困るし。)
ゆっくりと前に進み、シェフ(?)がステーキを皿に移して渡しているところが見えるようになってきた。
いかにもシェフというような服装のオジサンの前に、50枚以上の焼かれたステーキが、刺身のように重ねて置いてあった!!
ステーキの焼き具合は、レアのようだった。
プー太(レアなのかー。 お腹壊したら嫌だなー。)
女性 「こんなにくれるんですか!?」
シェフ「こんなにって、一枚じゃない」
女性 「いやっ! でもこれ、大きくありませーん!?」
シェフ「あなたみたいな小柄な人は、どんどん栄養をとって、どんどん元気になって下
さい!」
女性 「えー! 私は元気ですよ!」
シェフ「後がつかえてるから、行って、行って、」
女性は困ったような顔をして、次に進んで行きました。
女性が受け取ったステーキは、厚さが17mmぐらいあるように見えました。
少しして、
男性 「えっ!
さっきのと比べて、だいぶ小さいように見えるんたけど、」
シェフ「あんたらはそれだけでええ、
食べなくてもいい」
見ると、男性の受け取ったステーキの厚さは8mm程度のように見えました。
プー太のステーキの厚さも8mm程度でした。
プー太(福利厚生の一環で、メタボの男性には薄い肉を渡すようにしているのか?
でも、500円だから文句は言えないか。)
そんなことがあった。
◇ 2月
常駐先で、新年会をすることになった。
参加者は20数名で、店の2階の16畳の部屋を貸し切り、鍋コース料理とのこと。
参加費は4000円ぐらい。
プー太は、ぜひ参加したいという訳ではないが、イベントとして参加するのが普通になっていた。
誰かが「もう2月になってしまいましたが、新年会を始めたいと思います。」
乾杯して、飲み食いが始まった。
プー太の左隣は、△□▼だった。
右隣は知らない人だった。
△□▼と話をするプー太。
△□▼は以前、◯ニク◯で働いていたことがあるという。
プー太「■ート▽ックって、古くなると暖かくなくなるって、誰か言ってたような記憶
があるんですが、そうなんですか?」
△□▼「そんなことはない! 絶対、そんなことはない!」
△□▼は◯ニク◯で働いていたことにプライドを持っているらしい。
■ート▽ックについて何を聞いても、
△□▼は怒って、「そんなことはない!」ばかり連呼した。
プー太「△□▼さんが設計書修正のスケジュール管理をしてたりするのは、◯ニク◯で
の経験が、スキルとして認められてのことだったりするんですか?」
△□▼「いえ、それは違って、私はオフショアの、中国側でスケジュール管理みたいな
ことをしていたことがあるんですよ」
プー太「へー、中国で仕事してたんですかー!」
△□▼「まー、いろいろあるんですけど、、そういうことです(!)」
プー太「中国の人達のレベルはどうでしたー? プログラムの」
△□▼「彼らは、とにかくパワーがありました! 凄いパワーが!」
プー太「オフショアって、プログラムが動かなくて困ってるって話をよく聞くんですけ
ど、ちゃんと仕様通りに作られてるんですかー?」
△□▼「ちゃんとプログラムは作ってましたよ。
・・・まー、確かに、『日本の仕事はややこしい』とは言っていました」
プー太「そうですかー。」
プー太(ややこしいから、細かいところはコピペで作ったままの同じ処理のままだったりするのか?)
△□▼は左隣の人に声を掛けられ、話し始めました。
プー太は終りまで飲み食いして、(みんなで)新年会の締めをして、そのまま帰りました。
つづく
多少の残業もするようになりました。
手伝いの依頼者(△□▼)は、設計書修正のスケジュール管理をしているようで、それ以外のことはしていないようでした。
◇ 定時
ある女性社員が△□▼のところに、本日担当分の紙を持ってきて、
ある女「今日は用があるので帰ります(!)前から予定していた用なので、
失礼します」
△□▼「ちゃんと終わってるんですか? 終らないと帰っちゃダメですよ!」
ある女「終わってないですけど、前から言ってる予定なので、、失礼します(!)」
△□▼「あっ! ちょっと! 終らせてから帰って下さい!」
女性はそのまま出ていきました。
△□▼「困るなー、こんなことされたら、」
ある男性社員が△□▼のところにきて、
ある男「私がやりましょうか? 遅れが出たら困りますよねー。」
△□▼「あっ、いや、これはこっちで何とかします。」
ある男「前から、今日 帰ることは聞いていて、何か用があるみたいなんです。」
△□▼「そうですか、これはこっちでしますので、自分の担当分をお願いします!」
そんなことがあった。
◇ 別の日のランチ
肉料理のランチが牛ステーキだったので、その列に並ぶプー太。
プー太(肉の焼き具合はどんな風だろう? ミディアムだと嬉しいが、大抵はこんがり
焼かれているのだろうな、腐っても困るし。)
ゆっくりと前に進み、シェフ(?)がステーキを皿に移して渡しているところが見えるようになってきた。
いかにもシェフというような服装のオジサンの前に、50枚以上の焼かれたステーキが、刺身のように重ねて置いてあった!!
ステーキの焼き具合は、レアのようだった。
プー太(レアなのかー。 お腹壊したら嫌だなー。)
女性 「こんなにくれるんですか!?」
シェフ「こんなにって、一枚じゃない」
女性 「いやっ! でもこれ、大きくありませーん!?」
シェフ「あなたみたいな小柄な人は、どんどん栄養をとって、どんどん元気になって下
さい!」
女性 「えー! 私は元気ですよ!」
シェフ「後がつかえてるから、行って、行って、」
女性は困ったような顔をして、次に進んで行きました。
女性が受け取ったステーキは、厚さが17mmぐらいあるように見えました。
少しして、
男性 「えっ!
さっきのと比べて、だいぶ小さいように見えるんたけど、」
シェフ「あんたらはそれだけでええ、
食べなくてもいい」
見ると、男性の受け取ったステーキの厚さは8mm程度のように見えました。
プー太のステーキの厚さも8mm程度でした。
プー太(福利厚生の一環で、メタボの男性には薄い肉を渡すようにしているのか?
でも、500円だから文句は言えないか。)
そんなことがあった。
◇ 2月
常駐先で、新年会をすることになった。
参加者は20数名で、店の2階の16畳の部屋を貸し切り、鍋コース料理とのこと。
参加費は4000円ぐらい。
プー太は、ぜひ参加したいという訳ではないが、イベントとして参加するのが普通になっていた。
誰かが「もう2月になってしまいましたが、新年会を始めたいと思います。」
乾杯して、飲み食いが始まった。
プー太の左隣は、△□▼だった。
右隣は知らない人だった。
△□▼と話をするプー太。
△□▼は以前、◯ニク◯で働いていたことがあるという。
プー太「■ート▽ックって、古くなると暖かくなくなるって、誰か言ってたような記憶
があるんですが、そうなんですか?」
△□▼「そんなことはない! 絶対、そんなことはない!」
△□▼は◯ニク◯で働いていたことにプライドを持っているらしい。
■ート▽ックについて何を聞いても、
△□▼は怒って、「そんなことはない!」ばかり連呼した。
プー太「△□▼さんが設計書修正のスケジュール管理をしてたりするのは、◯ニク◯で
の経験が、スキルとして認められてのことだったりするんですか?」
△□▼「いえ、それは違って、私はオフショアの、中国側でスケジュール管理みたいな
ことをしていたことがあるんですよ」
プー太「へー、中国で仕事してたんですかー!」
△□▼「まー、いろいろあるんですけど、、そういうことです(!)」
プー太「中国の人達のレベルはどうでしたー? プログラムの」
△□▼「彼らは、とにかくパワーがありました! 凄いパワーが!」
プー太「オフショアって、プログラムが動かなくて困ってるって話をよく聞くんですけ
ど、ちゃんと仕様通りに作られてるんですかー?」
△□▼「ちゃんとプログラムは作ってましたよ。
・・・まー、確かに、『日本の仕事はややこしい』とは言っていました」
プー太「そうですかー。」
プー太(ややこしいから、細かいところはコピペで作ったままの同じ処理のままだったりするのか?)
△□▼は左隣の人に声を掛けられ、話し始めました。
プー太は終りまで飲み食いして、(みんなで)新年会の締めをして、そのまま帰りました。
つづく